いや〜弾けたね。

殻破り、掟破り、どちらにしても弾けたOM-D。ある意味見事と言うしかありませんね。(続きちょっと語ってみました)

ライン的にOM-10の感じでヤグラの高さはOM-1譲りでしょうか、さらにハイライト&シャドーコントロールやファインダー情報表示の復活など懐かしむ方、感に触る方、色んな想いが交錯するボディとなり、またしても何かを背負ってしまったボディになってしまいました。

OM発売当時も他社との比較で論議をかもした記憶があります。当時は大きく重く頑強なボディこそプロ機との風潮でしたから、ある意味業界に喧嘩売ったようなもの。その先見性をいち早く見抜いてユーザーになったのが、今に続くコアユーザーではないでしょうか。OM終焉宣言後、新たにデジタルで復活した際も、また一番に戻ってきた人も少なくないでしょう。そういう、一番Olympusを愛する層の中には、米谷氏のOMを汚しやがってと琴線に触れ、受け入れられることのないOM-D。メーカーの考える以上に愛されていたOMは、他に類を見ない幸せものです。

米谷氏自身、フイルム機は2〜3年の開発スパンでじっくりやれるが、デジタルは3ヶ月でやらないとと言われていました。すでにデジタルカメラの宿命を悟ってらしたのではと思います。趣味の道具とはいえ、オヤジの気持ちをこれ程熱くさせる魂の宿るものも少いですね。

さて、私はというと、以前E-3桁機はマイクロに取って代わると噂された時に、散々と思い巡らせた時期が’ありました。このブログでも「オリバカがオリバカで在るために」と題してエントリーした記事がそうですが、その時の結論は「E-5をフォーサーズ最終フラッグシップ機とするほどの可能性を秘めたマイクロフラッグシップ機、まずは登場まで静かに見守ろうと思います。導入するかは現物を見ての話。尖ったオリンパスに期待して今一度「オリバカ」宣言させて頂きます。」と記事を締めています。

このマイクロフラッグシップ機が、今回 OM-D E-M5 が登場したわけです。やがてはEVF搭載機に置き換わるのは、明らかで、XZ-1を導入した際にVF-2を導入しその見えを自分なりに確認していました。その時の結論は、この程度のEVF内蔵では置き換えは無理という判断でしたが、今回のEVFはスペック自体は同じ144万ドットではありますが、「表示タイムラグを最短で0.03秒に抑えられる「高速表示モード」も搭載。光学ファインダーに対して遜色ない被写体追従性がある」とのことで最低限の動体撮影も可能になったのではないかと思います。

また、E-3、E-5のサイズと重さは私のスタイルでは許容範囲を超えています。かといって小さければ良いというものでもなく、導入したE-620はバッテリーグリップとのセットで使うと言う事で、自分なりの理想のカメラの形と考えました。その時のエントリーが「結局、フォーサーズ機 E-620。」この記事から引用するとボディ+バッテリーグリップの重さE-620は、E-620+HLD-5 重量675g(電池込765g)今回のE-M5ボディが373g(電池込425g)HLD-6の正式な重さがまだ判りませんが、ボディ自体E-620より100g程軽いですから、E620+HLD-5の重量を超えることはないと思います。

装着した際のグリップ上のシャッターボタンが、E-620より使いやすいように思います。E-3桁機がもう出ない以上他に選択肢はありません。E-3桁機のサイズでフォーサーズフラッグシップ機並の、防塵・防滴、マグボディ、5段の手ブレ機能それだけでも小躍り状態です。E-3桁機の終焉をどうしたものかと不安に感じていましたが、私と同じようなユーザーは、考えようによってはこのOlympusの提案は、受け入れた方が明らかに写真の質を上げられるんじゃないでしょうか。

AF精度や色んな事を含め、E-620ではカバー仕切れない部分もあります、E-3やE-5の性能をバックボーンにE-620よりは簡単に撮れる分野も存在します。数でカバーしたり、MFの腕を磨いたり楽しい部分でもあるのですが、もっと楽にと思う部分でもあります。センサーがまだ煮えきれませんが、Sampleを見た感じでは、どこのでもいいかと思えます。空の色味を見るとE-330の色味の感じがするなと思ったりしています。やはりOlympus設計のセンサーに間違い無いんじゃないでしょうか。

というわけでOM-D E-M5 逝かせて頂きました。

2件のコメント

  1. NeoNさん
    近くだと速攻行けて羨ましいです。
    最初幅がPENクラスのリークに、小さくし過ぎてもな〜と思っていましたが
    グリップ込みのサイズで考えられてるとわかり私には、理想型に近いものになりそうです。
    大判出力時の「もさっ」感が薄れているとなると素性のよいセンサーが入手できたんでしょうね。
    フォーサーズ機にも新センサーと5軸ISを、ささっと搭載したE-7、出すなら夏位にちゃちゃっとやって欲しいものです。

  2. CP+に行ってきました。オリンパスブースはOM-Dのタッチ&トライで長蛇の列でした。
    想像より横幅、高さとも小さく、OMよりも小さいです。PENと同じくらいですね。
    一昨年、645D発表の時に飾ってあった作例と同じくらい大きな作例(高さ200cmくらい?)が飾ってありましたが、画質的にはびくともしない感じでした。ノイズに関しては、自分で撮影してみないとわからないですから何ともいえないですね。センサーはパナではないと聞きましたが、確かに今までの「もさっ」とした感じよりもメリハリのある感じになっていました。アートフィルターでごまかさない、ストレート現像の作例が多かったのもオリの自信と見ました。
    発売まで楽しみですね。

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