NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX|5液晶パネル交換

*画像の上シャドーとグラデーションをはさんで下ハイライトは共に12個の階調表示です。

着荷不良でメーカー戻していた NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX が本日返ってきました。送り出したのが1月24日EIZOサポートに到着したのが30日だったでしょうか、返品されたのが2月7日ですから実作業5〜6日となります。

申請した現象をメーカーでも確認しましたということで、液晶交換で返ってきました。サポートからは、液晶パネル特性の個体差によるものということで、交換し確認をして返却しますので、返却機と貸出機のレベルの良い方を使ってくださいとのことでした。

早速ミラーで接続して両機を比較・・しようとしたのですが、返却機の電源を入れ画面が映し出された瞬間に、「こっち!」と判断できる個体でした。当初の個体は色ムラと色にじみで画面がぼやけている感じ、そのせいもあってかテキストもピント合ってる?見たいなものでした。返却機はピントバッチリで、全体的にムラも少なく一皮むけた感じ精度の違いは一目瞭然です。

NANAO EIZO 24型カラーマネジメント液晶モニター ColorEdge CX240-CNX

NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX|4貸出機着

NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX導入のその後、本日貸出機が到着しまし、点検のためにうちのCX240-CNXが旅立っていきました。早速貸出機をセットアップし電源ON!メニューバーの左右に若干の色かぶりは貸出機でもでているものの、画面全体の左右の色かぶりは殆どありません。また、ピントというか全体的にクッキリ、スッキリ見えるのも貸出機の方が優秀です。これくらい表示出来ればCX240-CNXの実力を感じます。さて送った個体、どういう評価がくだされるでしょうか。

ColorNavigator 6 のアップデータがでました、バージョン6.4.1.0でインストール時にColorNavigatorが消失してしまう場合がある問題を修正。(Mac OS X 10.6以降)とMac版のみのバージョンアップです。

NANAO EIZO 24型カラーマネジメント液晶モニター ColorEdge CX240-CNX

NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX|5液晶パネル交換

NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX|3調整方法の件


NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNXの調整方法におけるターゲット選択の件、ColorEdge CX240-CNX+EX2のColorNavigatorでは、「グレーバランス重視」及び「標準」でのキャリブレーションはできませんと、WAB上のマニュアルでは表記されているのですが、ソフト上はそれぞれ選択でき、あたかも両者の設定でキャリブレーション出来たかのように設定が終了してしまいます。ソフトのバージョンアップでできる様になったの?ともとれる感じです。すっきりしないのでメーカーに確認したところ、EX2使用ではやはり「グレーバランス重視」及び「標準」でのキャリブレーションはしておらず、したがって「コントラスト重視」でのキャリブレーションになるとのことです。

実際「グレーバランス重視」「標準」「コントラスト重視」でキャリブレーションしてみましたが、テストパターンで確認する限り3つのキャリブレーション結果に違いはありませんでした。

コントラスト重視ではコントラストが最も高くなるように調整しますとのことですがテストパターンのグラデーションを見る限り、グレー階調に色乗りもなくバンディングもありません。

とほぼ満足出来る基本性能ですが、哀しいかな私の個体は、表示ムラがあるように思います。前機種FlexScanS2410Wと比較しても、色ムラが顕著です。これがCX240-CNXの正規表示なのかメーカーに確認して貰うことにしました。貸出機がきますのでその時点で対比はできますね。

NANAO EIZO 24型カラーマネジメント液晶モニター ColorEdge CX240-CNX

NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX|4貸出機着

NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX|2 カラーマッチング


NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX、ビデオカードの相性を試すため、NVIDIA GeForce GT 120からATI Radeon HD 2600 XTグラフィックカードと交換してみましたが変わらず、手持ちのビデオカードでは一世代新しいNVIDIA GeForce GT 120の方が良さそうです。

環境が決まったところでColorNavigatorのカラーマネージメントやってみました。初期項目に「印刷用」「写真用」「Web向けコンテンツ作成用」と3つのデフォルトが用意されています。詳しい設定値は

印刷用輝度80cd/m2、黒レベル:最小値、白色点:5000k、ガンマR/G/B:2.20、調整方法:グレイバランス重視
【写真用】
輝度100cd/m2、黒レベル:最小値、白色点:5500k、ガンマR/G/B:2.20、調整方法:標準
【Web用】
輝度80cd/m2、黒レベル:最小値、白色点:6500k、ガンマR/G/B:2.20、調整方法:標準

調整方法の概要は
グレイバランス重視:中間調のグレイの色度を白色点と同じになるように調整します。
標準:コントラストを維持しつつグレイバランスを調整します。
コントラスト重視:コントラストが最も高くなるように調整します。
とマニュアルにはありますが、注意点の欄に「- Spyder3、Spyder4、EX1、EX2では「グレイバランス重視」、「標準」での調整はできません。」と表記されています。実際
ColorNavigatorとEX2を使った場合3つの調整方法は選択可能で、キャリブレーションも最後までできました。テストパタンでグラデーションを確認すると異なる調整方法にも関わらず見た目の変化はわからない感じです。数値データ的に見ると微妙に違う結果が出ています。これも誤差の範囲と考えると注意書きの「グレイバランス重視」「標準」での調整はできません。が本当なのかもしれません。だとするとCX240とColorNavigator+EX2のカラーマネジメントは「コントラスト重視」のみの調整方法になるということでしょうか。ColorEdgeといっても廉価版ですから、こんなものかも知れません。

また、CX240とColorNavigator+EX2のカラーマネジメントは環境光の測定ができませんので、輝度値は目視による設定になります。予め用意されている目標値は80cd/m2と100cd/m2が割り当ててありますが、一般的なオフィスでは80cd/m2は少々低すぎる感じを受けます。CX240の評価の分でギラギラ感がないというのは、もしかしたらこの初期値のおかげかも知れません。

CX240とColorNavigator+EX2によるキャリブレーションは、数分で終わります。カラーキャリブレーションは複雑でそれなりの専門知識が必要と思われていた方には、カンタンにキャリブレーションされたモニター環境を手に入れることができます。実際キャリブレーションしたモニターで印刷物のあるデータを表示させ見比べたところ、申し分のない結果です。モニター校正も視野に入れられるポテンシャルを感じます。DTPで使うには一押しです。

NANAO EIZO 24型カラーマネジメント液晶モニター ColorEdge CX240-CNX

エントリーした画はXZ-1で撮影したものを再現像してみました。

NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX|3調整方法の件

NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX|1導入

 

ナナオが正式社名を2013年4月よりEIZOに改名するとか。古くからのユーザーはやはり「ナナオ」に愛着がありますね。すでに英語表記では「EIZO NANAO CORPORATION」で展開していましたから、海外ではEIZOの方で通っているのかもしれません。

そのナナオのモニターの件ですが、やっとのこと機種決定でき、本日到着いたしました。選んだのはColorEdge CX240-CNX+モニターフードです。CX270と解像度の部分で随分と悩みましたが、最終的にCX240にしたのは、今まで使っていたモニター FlexScan S2410W を自宅で使用しますので、同じ解像度で使った方が作業の違和感がないだろうと思ったことと、使用されているパネルがネットでの情報はCX240の評価が高いということを重視しました。

早速セットアップ、Macとの接続はCX240に同梱されているMini DisplayPort ケーブルを使用し、カラーマネージメントなしの状態で取り敢えず確認。Macのメニューバーの左右に若干の色ムラが見受けられます、拘る方なら交換モードかも知れませんが、作業領域では均一な表示をしていますので私的には問題無しレベル(と思っていたら、全面的にムラがありますね)、ドットカケも無く一安心的な個体でした。

映りは評判通り、ギラツキのないしっとりとした表示で、階調も豊、グレーバランス重視でカラーマネージメントされた画像(※1)は、気持ちよいグラデーションを描きます。FlexScan S2410Wと比べると大人しい表示に見え、派手さはないのですが、なめらかでシズル感が増した印象を受けました。FlexScan S2410Wもカラーキャリブレーションしていましたので両機比べても表示される色的には違和感なく、CX240が基準カラーで表示できている前提だと、FlexScan S2410Wも中々良い仕事してくれていたと思われます。

全体的には申し分ないのですが、CX240初期設定表示では、白の表示が若干暗く、FlexScan S2410Wと比べると若干違和感があります。Color Navigatorを使ったカラーキャリブレーションを試してみようと思います。

Amazonでは NANAO EIZO 24型カラーマネジメント液晶モニター ColorEdge CX240-CNX 89,800円

エントリーした画像、左は多重露出です、Tokina500mmF8.0で撮ってE-M5に偲ばせておいたRAWに、三日月を重ねてみました。こんな風に、異なる月を多重していくの面白そうですね。このRAWも偲ばせておこうと思います。

(※1)ColorEdge CX240-CNX+EX2のColorNavigatorでは、調整方法の「グレーバランス重視」及び「標準」でのキャリブレーションはできません。

NANAO EIZO ColorEdge CX240-CNX|2 カラーマッチング

EIZO FlexScan S2411WとS2111W 12月6日発売

FlexScan S2410WとS2110Wの後継機種としてS2411WとS2111Wが発売。末尾数字がそれぞれ「0」から「1」となった。主なスペック変更はコントラスト比が1000:1から3000:1に高コントラスト化がいっそうアップ。また、2系統のDVI-I入力がHDCPに対応。基本的には前機種と殆ど同じで、おそらく液晶パネルのロッドが変わった為の世代交代機種と思われます。価格もS2411Wが139,800円と前機種より3〜4万安くなっていますので、液晶自体の映り(色の再現性)がどうなんでしょうか?動画系を重要視しないのなら、新機種の液晶性能次第では、旧機種をお安く購入するのも有りかと思います。しかし、いきなり安くなりましたね。
合わせて11月より遮光フードも発売されています。キャンペーンでもらった紙製のフードはキャリブレーションセンサーを使用するのにちょっと困っていましたが、このオプションの遮光フードは、上部中心のパネルをスライドさせることで、遮光フードを取り付けたままでもキャリブレーションを行うことが可能になっています。メーカー直販19,800円。

S2410W(ナナオ)キャンペーン「遮光フード」着

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何やら細長い荷物が郵送されてきました。EIZOの名があり中身はキャンペーンの「遮光フード」。応募後1カ月とのことでしたが、20日程で到着しました。中を開けると紙で作られた3つの部品です。送ってきた梱包の裏面に詳しい組み立て方が書いてあり、3分もあれば装着可能です。まぁ紙製ですし、思っていたよりも薄いですが、遮光という目的はたっせられ、あると無いでは全然違い、断然見やすくなりました。
ColorEdge CE240W用の遮光フードが秋には発売されるようです、筐体自体はS2410Wと同じようですので、おそらく装着可能ではないでしょうか。販売されたら購入するとして、それまでこの紙製がもってくれればと思います。