ピンクの涙|その1

さてさて、また随分と間を開けてしまいましたが、2月下旬から3月上旬まで人生最大のピンチを迎えていました。事の始まりは2月19日月曜日、本来はこの週の23日金曜日に白内障手術後の定期検診の予定でした。

 

しかし、あまりにも見えが悪くなってしまいたまらずに、19日眼科を訪問することにしたのです。オブラートを水に溶かしたようなトロンとした物と、白い霞がかかったような見え方の他に、上と左側の視野が狭くなってしまい、特に上の視野の見える境界はメガネのフレーム付近までしか見えないという状況です。

当初は瞼が下がって瞳をふさいでいるのが原因だと思っていましたが、指で瞼を上に持ち上げても、さほど視界は広がりません。白内障の手術で水晶体の入っていた袋の上にレンズをのせています。(袋の中に入れる方法もある)その袋が濁る場合があり、術後その袋をレーザーを当てて除去すると見え方が改善するそうです。

当初はそのレーザーを当てようとなったのですが、視野の話をすると念のために眼底検査をしてみますとのこと、撮影された眼底写真を眺めながら、先生と技師さんが何やらひそひそ話し出しました。下された診断は「網膜剥離」の疑い。大学病院に紹介状を書きますので、明日受診してくださいとのこと。

一瞬何のことか判らず、頭の中で整理がつかなくなりました。「うわ〜3月・4月は仕事てんこ盛りなのにどうしよう。」「入院になりそうだな、病室でWi-Fi使えるかな」とかエトセトラ、えとせとら。

中央部分のピントを司る部分はしっかりしていますから、手術したら90%位には視力がもどるでしょうとか、上の視界も瞼のせいじゃいみたいだから、手術後視野も元に戻りますとか、まぁ一週間から10日位の入院で退院できると思いますと先生のお言葉に、少し冷静さを取り戻し頭の中では瞬時に仕事の段取りを計算していました。

「即手術じゃないといけませんか?2ヶ月後とかは無理でしょうか」と何とも悪あがきな質問をしてみたのですが、「2ヶ月?とんでもない、精々一週間位、大学病院の判断ですけど、緊急手術案件ですよ。」との言葉に覚悟せざるをえなくなりました。

つづく(先にお知らせしておきます、手術は今のところ無事成功しています)

2件のコメント

  1. 眼という事、この時期の手術と入院、「病室でWi-Fi…」「2ヶ月後とかは無理…?」という言葉も切実に、嫌な汗が感じられるほどですが、最後の一行のおかげでコメント入れています。
    もしかしたらまだ入院中なのかもしれませんが、お大事になさってください。

    1. M2pictさん

      コメントありがとうございます。
      はい、フリーランサーの切実な悩み、万が一の時の仕事の片付け方に大変苦慮しました。
      レギュラーの仕事分メールだけならよいのですが、宅ファイル便とかできたデータをどうするか。
      大変なやみました、幸い印刷会社の営業さんが、受け取ってダウンロードしておきますよといってくださり
      なんとか事なきを得ました。
      しかし、他の仕事分で予定より早く宅ファイルが来てしまい、一応病室に持ち込んでいたMacBookとiPhoneのデザリングで何とかダウンロードすることが出来ました。

      3月の10日に退院して現在ガスが小豆大(このガスの話は後にブログアップいたします)
      12日からは会社に出て仕事復帰しています。
      今のところ、白内障を患う前のまだ目がよく見えていた頃の視力と見え方に回復しています。
      気をもませてすみません(^^)

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