記憶という名のパトローネ、OM-1に詰め込んで空シャッターを切る喜び。

M2さん企画「OMでトラックバック!【 俺のOM曝そうぜ!】」に参加させていただきます。
フイルム一眼レフはリアルでOM-1を使っていましたが、社会人になってから暫く写真そのものから離れていました。仕事場でEOS-1が導入され一眼復帰、まるで自分のカメラのように愛玩していました。その後独立をした機会に、同じくEOS-1を導入、ポジ撮りの日々を過ごす毎日を満喫していました。そして時代はデジタルへ、レガシーなシステムに疑問を感じ、E-1に共感したことで何十年振りかにOlympusへ復帰したのでした。そしてある日またOM-1ユーザーになっていたという訳です。【OM-1の過去アーカイブ

モノクロフイルムも自家現像まで舞い戻り、そのプロセスとあの現像液の匂いに思い出が甦ります。私にとってOMは多感な時期のキーワードアイテムで、側にあるだけで記憶を留めることができるそんな存在です。例えOMを模したデジカメがでても置き換わるようなそんな代物ではありません。

SYMPTOM

2002年9月24日、撮像素子サイズを4/3インチに規定した「Four Thirds System」を発表。翌年の6月24日には「フォーサーズシステム規格」を採用したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラE-1の発表会を開催、2003年の10月10日発売です。基礎技術の開発期間を含めトータル5年程をかけて開発されたE-1と記憶しています。「Four Thirds System」構想から丸10年を迎え、理想の規格ではあったのですが、カメラを取り巻く技術も多岐にわたり開発され、次なる本命を探す試行錯誤の中、無駄な標準ズームを創り出してしまった気がします。

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