マクロレンズの魅力

P7160843_410_150_2.jpgマクロレンズと言えば、恥ずかしい話、昔は複写用のレンズだと思っていました。(笑)
部室に転がっていたのは、確かニコンのマクロレンズF値も暗く引っ込んだレンズは、さながら引き伸ばし機用のレンズのようで、先生方が作品集を作るためにひたすら複写で使われていて、私は在部中一度も使うことなく、マクロ=複写用レンズ の方程式が刷り込まれていたのです。
その後社会人となり、フイルム一眼を使う機会はあったのですが、20mm,90mm(ティルト),28-80mm,300mmを購入し特に90mmのティルトレンズのあおりに魅力を感じ、マクロの「マ」の字すら知ることもなくフイルム一眼期は終了になったのでした。
色々あってE-1から始まったデジタル一眼、フイルム時代に比べ気軽にシャッターを切り、その場である程度確認することが出来る便利さは、撮影後の現像を気にすることもありません。しかし、悲しいかな導入当初は中々連写が切れません。フイルム時代の悲しい性ですね。
最初のレンズは、14-45mm, すぐに14-54mmと50-200mmを導入したのですが、花や昆虫をもう少し大きく、バックがぼけた写真が撮りたいと思うようになりました。丁度1年が過ぎた頃です。諸先輩方の撮影データを見ると50mmF2マクロが見事な描写をしていました。これは後々へも続く誤解だったと気付くのですが…
E-410 sigma150mm


早速導入、見事な溶けるようなボケと切れるようなピントに、流石評判のレンズだと感心し、暫くは付けっ放しのお気に入りレンズになりました。しかし思うような写真が撮れません。なんか違う。そうこうしているうちに、同胞sigmaより150mmF2.8マクロなるレンズが発売、ユーザーサンプルに一撃され即導入。
50mmF2マクロと違い、被写体までのワーキングディスタンスも充分取れ、被写体との距離に自由度がましました。895gという重量も、焦点距離が2倍になるフォーサーズ換算、(なんちゃって)328、これが手持ちで撮影できるのですから、言うことはありません。所有するレンズの中でも使用頻度の高い一本です。純粋なマクロから風景の切り取りまで、充分楽しめるレンズだと思います。
しかし、50mmと150mmを使っていると、一番使いやすいのは100mm当たりでは無いかと思うようになりました。sigmaのマクロに105mmというのがあるにはあるのですが、ここはやはりマクロのOlympusですから、純正をひたすら待っているのですが、発表はあるものの先延ばしされ中々でません。昨日の噂のタムロン参入、本当に本当だったらタムロンの90mmマクロに逝っちゃいます。
フォーサーズ用マクロレンズ4本を比較dc.watch過去記事

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