kobusi

_3148523-620150m.jpg日曜日の第一の出撃目的は、このコブシの花の開花を確認したかった為でした。昨年は24日に撮影していたのですが、既に満開状態で、花が少し傷んでいたものですから、今年こそは満開のきれいな状態で撮りたい!
そんな確認を兼ねた二度目の出撃もまだ満開とは行かず、木によっては三分咲き〜五分咲きといったところで、すべて蕾状態というものもありました。昨年と同じ24日まで後10日、その期間で満開になるのかちょっと疑問ですね。今年は開花時季に所謂花冷えが訪れた為遅くなるような気もします。このところ連続で持ち出しているE-620とSigma150mmレンズの撮影、

E-620 Sigma150mm LR3



ボディとのバランスは、縦グリを装着しているE-620ではなんの問題もなく丁度よい感じです。確認したかったのはLMOSとシグマレンズとの相性の方です。Kodak映像素子の場合は若干イエローが強く出ていてZDレンズとは明らかに色味が異なっていました。E-620とシグマの場合思っていたほどその様なイエローカブリを感じません。

一つはオートホワイトバランスが、青味傾向に行くことが原因ではないかと思います。Kodakボディの場合ホワイトバランスは5300固定で使っていました、その設定の違いがシグマレンズのイエローカブリを吸収してしまった感じです。
また、Kodakボディの場合どうしても白飛びを控えると言う事も意識して、若干アンダー目な露出をしていました、そのことで撮れる画は一層コッテリ感を増し、無意識のうちにどんどんアンダーな写真になると言う感じでした。 
当然LMOSでもその方向の画を求めて、試行錯誤していたのですが、このE-620に搭載されたLMOSの特徴の一つに、ハイライトの粘りが上げられています。素子の性格が違うのにKodakと同じ撮り方で良いのだろうか?と言う疑問も生じてきました。
試しに思いっきりハイキーな露出を試してみよう、と言うので挑んでみたのがこの日の撮影テーマでした。
Kodakならここまでハイキーな露出だと花びらなど真っ白になりそうな所も、シッカリと描写出来ています、白の豊かな階調に驚かされるほどです。丁度E-300との対極にある感じを受けたE-620です。
KodakセンサーボディとLMOSセンサーのE-620、撮影の幅が広がり、被写体に合わせてと言う使い方も良いかも知れない、高感度域と合わせてE-620の存在意義が見いだせたように思います。黒のE-300、白のE-620といったイメージですね。
 
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6件のコメント

  1. M2さん
    デジタルになって露出のコントロールは随分と楽になりましたよね
    フイルムでは1本撮っても当りが無いというのも経験しているだけに
    また、デジタルで増えた経験値を元にフイルムでも挑戦してみたいと思ったりします。
    E-620のL-MOSハイライト側の階調はかなり粘ってくれるように思います。
    その分シャドー耐性がKodakほど無く、すぐにノイズが乗るような印象です。
    素子交換ボディが理想ですが、経験してみたい一番の映像素子は
    やはりFOVEONですね。三層でローパスフイルターの無いオリンパスの画像が見てみたいかな。

  2. NeoNさん
    ボディばかりゴロゴロあってもしょうがないと思うのですが
    オリ機は別腹というか、映像素子が違う分
    古い機種も中々手放せないでいます。
    E-3へ逝かなかった分、E-1は雨天用、E-300は黒用そして
    新たに加わったE-620は白用、E-500がちょっと微妙な位置ですかね。
    ここで次のフォーサーズ機が特徴的な映像素子を積んでくると面白いのですが。
    GX-Rはかなりのマニアックな機種に発展しそうな感じがします
    撮影者も選びそうですね。
    X1のコンセプトが気に入ってるのですが
    コンデジに20万は流石に。。
    機材はちょっと落ち着かせて、撮影に専念しようと思います(^^;

  3. TOOLKITさん
    春はやはりマクロの出番ですね。
    このレンズ持ち出すのは楽しいのですが
    ついつい寄り気味になってしまうのですよね
    さら〜っと使えたらいいのですが。。
    でも、楽しさは一番かも!

  4. フィルムで白をきちんと白く撮るのは難しかったりしますよね。
    一方でデジタルの方では階調性に問題が出やすい。
    私などはハイキーにして撮りがちなんですが、デジタルの白トビ…というよりもハイライト周辺の階調再現の方が気になってしまって、ちょっと腰が引けた撮影になりがちです(^^;
    フォーサーズボディに、Kodakセンサー、L-MOSセンサー、そしてFOVEON、ハニカムetc…。自在に選べる時代が来ると(ボディが増えて大変だけど)いいなぁって、そう思っていたんですけどね…。

  5. なるほど、そういう使い分けができるのですね。とても新鮮な発想です。
    まるでフィルムを選ぶようにボディを選ぶ。デジタルでも、ボディの寿命は意外と長いかもしれないなと、最近思ってきました。画素数や高感度特性がある程度のレベルで落ちつけば、ふぉ〜すさんの言うように場面に合わせて選択するということもあるかもしれません。
    GX-Rが目指すのは、そういうことなのかなあ?

  6. 野鳥が減って、花と虫の季節がやってくるとこのレンズが欲しくなります…(笑)。
    あまり素敵な作例を載せないでください!!!。
    …まあ、懐はまだ真冬なので大丈夫だとは思いますが…。

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