オリンパスがブルーを意識し出したのは、おそらくこのE-500からではないかと思います。意識したと言うのは、販促での話でE-1で言われ出したコダックブルーの呼び名にいささかの抵抗を覚え、「オリンパスブルー」と名付け言及し出したんですよね。
開発ははなっから空の青を意識した色作りをしていたのでしょうが、濃い空の色を出すと言うだけでウリになるとは考えてもいなかったんじゃないでしょうか。
「濃い空」世間の評価がE-500でピークとなり、半年後発売されたE-330でオリンパスはついに「オリンパスブルー」と言う呼び名を口にすることになりました。ユーザーの方もコダックブルーと呼びたい所なんですが、コダックセンサー搭載ではないE-330ですから、すんなりとオリンパスブルーと言う呼び名を受け入れました。
センサーが発色する色ですから、パナソニックブルーと呼んでも良かったんでしょうが、同じLMOSを搭載したL1では、この深い青色は出ないんですね。画像エンジンの味付けで出される色と言うのがはっきりしたのです。
ということで、やはり手にしたら最初に撮ってみたい青空。設定のコントラストを上げればもう少しは濃くなりそうな感じです。
E-500 ZD14-54mm Vivid Jpeg