KIRON 105mm F2.8 MACRO 実戦テスト5【青・緑】

_A014458.jpgう〜ん、想像もしない水の質感にちょっと戸惑ってます。こんな風に写るの初めてです。まるでCGの感じですね。何が悪かったんでしょう、SS? これがこのレンズの個性なのか?画には関係ないのですが、このレンズの絞り半絞りにクリック感がありちゃんと半絞り設定が出来る凝った作りだったりします。

E-620 KIRON 105mm F2.8 MACRO LR3

KIRON 105mm F2.8 MACRO 実戦テスト4【赤】

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ちょと、ふふふっとなってしまう程良く写ります。アップした画は露出の調整と縮小後アンシャープを小さじ少々といった感じで、色味自体は撮って出しのものです。この少し濁った感じの「赤」かなり好みな色合いです。マクロレンズとしての素質も悪くない感じを受けました。 

E-620 KIRON 105mm F2.8 MACRO LR3

KIRON 105mm F2.8 MACRO 実戦テスト3【青】

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続いてブルーの空。あっさり系を心配していましたが、このレンズこってり系の描写をするのが確認出来ました。自動露出では3/2絞りほどアンダーの傾向になるようで、絞り込むほど更にアンダーに。コントラストが相当に強いのか、シャドー側が黒つぶれする感じになります。シャドー側の階調分離が悪く出てくる画はE-300にも似た印象を受けます。個性といえば言えなくもないですが、逆光と合わせて心して使わないとその個性も消えてしまいそうです。ズイコーレンズの万能性能が当たり前と思って使うと痛い目を見そうですが、手懐けると手放せない1本になる可能性を秘めているように感じます。ピント合わせも、鳩の目に合ってますのでE-620でも問題はなさそうです。

E-620 KIRON 105mm F2.8 MACRO LR3

KIRON 105mm F2.8 MACRO 実戦テスト2【深緑】

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本日テストで実戦撮影してみて解ったのは、逆光にモロ弱そうだと言うこと、そしてハイライトの周りに現れるパープルフリジン。マルチコートがなされてはいるが何分にも古い25〜26年前に作られたレンズ、これは致し方無いですね。AWBがエッと言うほど外すのはレンズのコーティングに関係があるのでしょうか。その分、決まった時の画は、コントラスト・解像感もあり色乗りも良さそうです。若干色に濁りがあるような感じを受けますがかえって好みだったりします。35mm換算210mmの焦点距離も、昔慣れ親しんだ200mmの常用域だったりします、良いレンズに巡り会えたかも知れません。

E-620 KIRON 105mm F2.8 MACRO LR3