ちょと、ふふふっとなってしまう程良く写ります。アップした画は露出の調整と縮小後アンシャープを小さじ少々といった感じで、色味自体は撮って出しのものです。この少し濁った感じの「赤」かなり好みな色合いです。マクロレンズとしての素質も悪くない感じを受けました。
E-620 KIRON 105mm F2.8 MACRO LR3
続いてブルーの空。あっさり系を心配していましたが、このレンズこってり系の描写をするのが確認出来ました。自動露出では3/2絞りほどアンダーの傾向になるようで、絞り込むほど更にアンダーに。コントラストが相当に強いのか、シャドー側が黒つぶれする感じになります。シャドー側の階調分離が悪く出てくる画はE-300にも似た印象を受けます。個性といえば言えなくもないですが、逆光と合わせて心して使わないとその個性も消えてしまいそうです。ズイコーレンズの万能性能が当たり前と思って使うと痛い目を見そうですが、手懐けると手放せない1本になる可能性を秘めているように感じます。ピント合わせも、鳩の目に合ってますのでE-620でも問題はなさそうです。
E-620 KIRON 105mm F2.8 MACRO LR3