蝶撮りは天然ボケで決まり!

蝶撮りを始めて丸7年が経ちました。最初は姿をファインダーに収めるだけでも至難の業でしたが、蝶の種類や行動にも詳しくなるにつれ段々と近づくことが出来るようになり蝶撮りの楽しさ、森林散策の清々しさも満喫出来るようになりました。ゴミの一つもあれば拾ってゴミ箱へ入れるという真っ当な行動も出来るようになり、自然へのお返しも大事ですね。

ブレやピントが克服できるようになると、欲がでてきます。撮った写真を眺めていくうちに、蝶撮りで大事なのは背景ではないかと思うようになりました。どんなにピントや構図が良くても、背景がショボクては台無しで、没にすることが多くなりました。150mm以上の望遠で撮るときは木々の木洩れ日をバックにすると、バックの光を操れる事に気付いてからは、シチュエーションが揃えば実戦を心がけるようにしています。丁度説明出来る画がありましたので、このネタエントリーしてみました。

一番下の画がちょっと引いた位置での背景です。木洩れ日のボケに色々な色がぼけているのが見て取れると思います。蝶にピントを合わせたら、このバックの木洩れ日をどれにするか、頭一つ、半歩の移動、しゃがんだ状態で上半身のひねり、それくらいの移動で背景の選択ができファインダーは、上の3点の画で示したように劇的に変えることができるんです。アザミの花の間隔が微妙に違いますので、角度が変わっているのがわかると思います。余裕があるときにぜひお試しください。尚この記事上級者はスルーでお願いいたします。

Olympus OM-D E-M5 緑の表現。

この時期フィールドで撮影すると、好むも好まざるも画面全部が緑の領域になるのです。昨日も話に出たOlympus OM-D E-M5 での緑色の表現の難しさを感じます。特に日陰と日向が混在した場合は、若草色と深緑との間に萌葱色をもう少し青くした感じの色が混ざってくるのです。アップした画一番下でアザミの花の上の部分の葉に顔を覗かせているのが問題にしている青いグリーンです。私としてはこの青い緑色が草のグラデーションの中で出て来ちゃまずいでしょと思うのです。(アップしたものは極力でないように現像しています。)

1/3の露出差でピーキーな画像エンジンといい、このちょっと濃いめの感じE-1やE-300の画に似てる気がするのは、私だけでしょうか。明らかにパナのLMOSとは違う印象です。もしかしてE-300色が出せるベースが隠れているのではと思ったりもしています。

Olympus OM-D E-M5 青の表現。

4月にテストを兼ねて撮影していた在庫から海を少し。最初海の色の印象が悪くなんか色が違うなと感じていました。たまたま太陽の高さと天気の具合のせいだろうと自分に言い聞かせて、2カット目の画は別の日に別の場所で撮ったりもしてみました。使ったレンズがオリンパス以外と言う事もあるかもですね。AWBで撮り現像時にホワイトバランスをいじっても見ましたが、オートが一番まともな色になっているというオチでした。

階調の幅が広くなったLMOSで白飛びしないハイライト、黒つぶれしないシャードーとの狭間で、1/3の露出差で大きく印象が変わる中間調にちと手こずっています。特に緑がその傾向が強く次に青が難しくなったと感じているのですが、E-M5使いの方はどう思われているのでしょうか。

OM-D E-M5 でもオリンパスブルーは健在なのでしょうか?

このエントリーした海の色をスタートにこの夏は、「海の青」、「空の青」を意識しながらE-M5を使い込んでみようと思っています。

 

【追記】「OLYMPUS OM-D E-M5 ダブルズームキット」を発売

OM-D E-M5 Tokina Reflex 500mm F8.0で動画

以前試し撮りしていたOM-D E-M5 とTokina Reflex 500mm F8.0による月の移動動画です。流石にこれは三脚立てました。本来の目的はスチールの方だったので、退屈な動画です。雲間に見え隠れするシーンや、太陽が海に沈む様子など狙えそうです。固定ピント撮影ならばMSC仕様のレンズでなくても充分撮影可能です。

Olympus OM-D E-M5 とSIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG HSM 開放

茅のあたりにピント合わせて開放で撮ってみました。普段は開放は少し甘い描写で殆ど使わないのですが、草刈りから逃れている海側のブロックを見つけて茂みの雰囲気を狙ってみました。

25日に発売されたTokina Reflex 300mm F6.3 MF MACROのメーカーサンプルがアップされています。ユーザーサンプルもボチボチアップされ出しましたが、このメーカーサンプルはレタッチが施されていると思うほど鮮やか。ユーザーサンプルとの色味の違いが大き過ぎるのが少々気になります。

【追記】
デジタル一眼を比較してみるブログにも「トキナー Reflex 300mm 購入と遠景解像テスト」がアップされています。

 

Olympus OM-D E-M5 とSIGMA 150mm F2.8 APO MACRO EX DG HSM でツマグロヒョウモン

例年だとパソコンの熱がこもった部屋は5月には冷房を入れていた記憶ですが、まだ、会社では冷房を入れることなく過ごしています。朝・夕はちょっと肌寒さも残りますが、昼間の気温が27度近くに上がり、すぐそこに夏の気配を感じます。フィールドも段々と賑やかになってきて元気な蝶が舞い始め、種類も多く目にするようになりました。

日曜日も遠くの高い木の上を舞っていた遠目にオレンジの蝶、休憩を兼ねて暫く観察していると、徐々に高度を下げて来ているのがわかりました。これはもしかしたら下の方に止まるのではという雰囲気です。やりましたね止まってくれました。安全カットを撮りながら、徐々に間合いを詰めて、1m50cm位まで接近することができました。1〜2枚目は最初と最後のカットです。共に横位置撮りから、縦にトリミングしています。絞りはF4.0です。蝶にピンが行き渡るようにF8.0迄絞ったものも一緒に撮ってみましたが、バックのボケ具合を考えると、やはり開けた方がスッキリしますね。

青葉の候。

M.ZD9-18mmF4-5.6 色乗りがいいレンズですね。最短25cmというのも素敵です。まだまだ使う機会が少ないのですが、通じ合うために一度このレンズのみで、1本勝負の旅に出てみないといけませんね。