記憶という名のパトローネ、OM-1に詰め込んで空シャッターを切る喜び。

M2さん企画「OMでトラックバック!【 俺のOM曝そうぜ!】」に参加させていただきます。
フイルム一眼レフはリアルでOM-1を使っていましたが、社会人になってから暫く写真そのものから離れていました。仕事場でEOS-1が導入され一眼復帰、まるで自分のカメラのように愛玩していました。その後独立をした機会に、同じくEOS-1を導入、ポジ撮りの日々を過ごす毎日を満喫していました。そして時代はデジタルへ、レガシーなシステムに疑問を感じ、E-1に共感したことで何十年振りかにOlympusへ復帰したのでした。そしてある日またOM-1ユーザーになっていたという訳です。【OM-1の過去アーカイブ

モノクロフイルムも自家現像まで舞い戻り、そのプロセスとあの現像液の匂いに思い出が甦ります。私にとってOMは多感な時期のキーワードアイテムで、側にあるだけで記憶を留めることができるそんな存在です。例えOMを模したデジカメがでても置き換わるようなそんな代物ではありません。

All staff.

R0010071.jpg機材ネタが続いたので、ついでに全ボディの記念撮影してみました。一時はE-1一台にしていたのにいつの間にか増殖してしまっています。E-5の解像感もとても魅力的だし、次に出るEVF内蔵のPEN PROも気になりますね。このまま足していってもあれなので、どれか引かないと。。
 

 
CX2 (DR/2枚撮り階調補正)

憧れの君。

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時は学生時代、写真倶楽部の同級生がM-1を購入した。その小さいながらもシャッター巻き上げレバーやフイルム巻き戻ノブなどは、他のメーカーよりも大きく、見た目の小ささとは違い操作性がよいなというのはすぐに判断できた。シャッタ音の何とも言えない響きもまた素晴らしかった。程なくして私もユーザーとなったのだが私のはOM-1の方だった。

同じマウントのカメラは、お互いのレンズを交換しながら使う事が多く。お互いかぶらないレンズを買うようにした。彼が購入したレンズの一本がこのOM75-150mmF4だったのだ。当時は望遠好きな私は(今でもなのだが)一目で好きになってしまった。2倍ズームと地味な倍率だが、当時のズーム事情を考えると、無理の無い倍率で好感が持てた。機会を見てはよく借りていた、それでも所有者は彼で私のレンズでは無かった。

体育館でクラブ活動を見ていた二つ下級の憧れの君を、ひっそりと(あくまで「ひっそり」で「こっそり」ではない)撮影し引き伸ばし機で四つ切りまでプリントしていた、ほろ苦い青春の時季。今もこのレンズは特別で、そんなよき想い出のシンボル的な存在。出物があれば、いやきっとたいみんぐが合えば、いずれは手元にと思っていたのだが、そのたいみんぐが訪れた。
ショップの写真では箱付きだけだったのだが、実際現物が来て中を開けてビックリ。なんとレンズケースにタグ、更にはレンズ価格表までもが入っているではないか。相応の金額ならまだしも、非常にリーズナブルな金額だったのでうれしいというか、やはりたいみんぐはあったのだなと思う。

レンズ描写自体の評価は置いておいて、勿論使いはするが撮る目的の為だけに買ったのではない。これこそもう少し時が流れて、縁側で日向ぼっこでもしながらカメラとレンズを磨き昔を懐かしむ、私にとってはそんな存在の究極の一本なのだ。所有した喜びが、当時の事を甦らせてくれる。ようこそ、やっと逢えたね。そんな感じである。

当時のM-1使いの彼は、今でも私の誕生日には電話をかけてきてくれる。これと言って話す訳でも無いのだが今でも当時のままの二人である。彼は、カメラ部署ではないがキヤノン本社勤務である。逢う機会があれば、思う存分自慢してやろうと思う。
OlympusよE-Systemでもこんな思いにさせてくれないか!

 

がんばれ日本。[F]

07_27_35m.jpg写真とは関係ないのですが、本日朝ひげ剃りを終えてシェーバーのスイッチをoffにしたところ、プッシュ式スイッチが逝ってしまい、電源が落ちなくなりました(T−T)肌も敏感なためフィリップスの3ローター式を長年愛用してきたました。今回も同社の製品をと思ったのですが、価格.comで「泉精器製作所」を知りました。HPを見て見ると、昭和14年創業で昭和28年のぜんまい式カミソリ開発から始まり、現在では電気シェーバーの出荷数は120ヶ国年間420万台とか。こんな老舗を大手メーカーの陰で存在すら知らなかったのですが、なんか応援したくなりますね。最近はシェーバーもパナのラムダッシュが幅を利かせているけどあのタイプのシェーバーは弱い肌にはヒリヒリ感が伴うのですが、IZUMIの往復式シェーバーのレビューをみると、その感じがなく良さそう。しかも価格が大手メーカーに比べるとかなり安いではないか。広告宣伝費が乗っていない分だと思うが、こういうがんばってるメーカーには弱い性格、ぽちってみました。動画に登場する開発陣?なんかいいですね(^^;ちなみに価格.comで6,479円

 

宿命のOlympusユーザー。[F]

フイルムがちょこっと残ったので、フイルム機をフイルムで撮って見ました。只それだけなのに、何か良い感じ。 

さてさて、巷で流れる噂も色々出ているOlympusですが、次機フラッグシップ機が出そうな話ではあるが、何かすっきりしない。
最初に出た話は、2年以内にフォーサーズ機は完全なミラーレスになると言うものから始まり、モジュール式になると言う噂。E-5でフォーサーズは最後の機種になると言う所で落ち着いているようだ。

また、このE-5はマウントに何らかの変更が施されると言うおまけ付。一番有力なのは、マイクロと同じように信号ピンを増やすのかと思うのだが、今更レンズををリニューアルする事も考えにくく、真意の程が分からない。まぁ、噂に過ぎないのでどうでも良い話ではある。 

これらの噂の中で唯一Olympusがからんでいるのは、最初の「2年以内にフォーサーズ機は完全なミラーレスになる」と言う噂を打ち消すコメントを出しているのだが、これも怪しいものだ。E-620が2009年3月20日に発売されて以来、フォーザース関連の商品は何一つなく9月のフォトキナで何かが発表発売されたとしても1年半のブランクである。

この間発進された情報はOlympus Studioが終了と言うことがある。これは「フォーサーズは終わります」と言う暗黙の情報とも受け取れる。Olympusユーザーもこの所の噂を横目で見ながら、あぁやっぱりねと言う心情ではないだろうか。そう言う中、E-5が発表発売されても微妙な感じがする。5年は延命できるとしても、手持ちのレンズ資産を無駄にしないだけにE-5を導入するというのも微妙な感じである。
マイクロのEVF内蔵機種が出るにしても、これまた微妙。

30年は続けると言う言葉、少なからずもそれを信じてフォーサーズを導入した人も私以外にもいないとは限らないだろう。そもそも100mmマクロがロードマップに載って何年だ?7年?。不誠実さこの上ない話だ。
考えないようにしているのだが、これだけ噂が先行すると流石に限度を超えてくるもので、考えだすとイライラしてくる。

この宿命から逃れるには、マウント替えしかないのかも知れない。全てはフォトキナでのフォーサーズのゆくえを確認してからである。5年でもいいから使って見たいと思わせる機種がでるか。フォーサーズは止めないと思わせるレンズロードマップがでるか、はたまた何がしかのアナウンスがでるか。今年のフォトキナはOlympusユーザーにとって大事なポイントになるのではないだろうか。

 

OM-1 KURO 試写 その2 [F]

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猫撮りメインでの出撃では無かったのですが、ここ東山手の居住区には、猫が沢山おります。坂道と猫、見慣れている光景ではありますが、のどかなでゆったりとした時間が流れている感じで、好きな場所のひとつです。

 
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久しぶりに坂道を歩き回り昨日の夜から、脚が痛くなっています。脚の甲からすねにかけてかなり来ています。ふくらはぎの方では無くすねの方に来ているのが、普段登り慣れていない坂の石段を歩き回った症状ですね。登り坂があればその分下り坂も同じ数ある訳です。

 

07_27_38m.jpg坂の途中には、木製のベンチが必ず置いてあり、一息つけるようになっています。海の見える所で暮らしたいと、県外から移住してこられる方がいらっしゃいますが、この町は車も入らない坂が殆どです。若い時ならいざ知らず、定年後のこれから老いるばかりと言う年齢からの坂の上は、自殺行為に等しいものがあるでしょう。海なんて毎日見てたらきっと飽きちゃいますよ。たまに見るから感動もひとしおではないでしょうか。

OM-1 KURO OM28mm f2.8 FUJI ACROS100

OM-1 KURO 試写 [F]

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月曜日に手にしたOM-1 黒、早速フイルムを通して見ました。曇りでたまに雨がぽつぽつと言う感じの天気、夕方4時から試写に出撃。レンズに悩み取りあえず、OM28mm F2.8を付け交換レンズに17mm,35mm,50mm,135mmと500mm以外のフイルム機用レンズを鞄に詰めて。。。撮り出し集中してくるとレンズ交換するのも忘れる、いや煩わしくなるのは目に見えていましたが、これも性格、しかたありませんね。 

使用感はすこぶる快調、シャッターダイヤルも、巻き上げもスムーズで、白機よりも程度がいいのがすぐに判りました。一番の違いは、撮り終えたあとのフイルム巻き取り、何ともスムーズに巻き戻す事が出来ました。これはフイルム現像した時にもコマとコマの間の空白も均一になっていて、安定したフイルム送りが行われているのが判ります。光線引き、光漏れもなく安心しました。

OM-1 KURO OM28mm f2.8 FUJI ACROS100