OLYMPUS E-M1MARKⅡ ファームウエア メジャーアップデートの再考

楽しみなE-M1MARKⅡのファームウエアメジャーアップデートですが、アップデートで不可能な機能をあげてみると
・手持ちハイレゾ
・ライブND
・インテリジェント被写体認識AF
・UHSーIIのダブルスロット
・高速起動
・マルチセレクター
・強化した防塵・防滴
・強化したダストリダクション
・7.5段の手ぶれ補正
・フィールドセンサーシステム

こんな感じでしょうか。この中でハード的にE-M1MARKⅡに完全に移植できない機能は
・手持ちハイレゾ
・ライブND
・インテリジェント被写体認識AF
・高速起動
・マルチセレクター
・フィールドセンサーシステム

ではこれ以外はアップデート可能ということになります。何が残るのか。
・新ユーザーインターフェース
・AFターゲットモード(グループ25点)
・カスタムAFターゲットモード
・フリッカーレス撮影
・三脚ハイレゾショットのアルゴリズム変更
・深度合成8枚固定から3~15枚選択可
・低消費電力撮影モード時約2,580枚
*現行E-M1MARKⅡではバッテリー1個で950枚、縦グリ使用だと1900枚
・LVブースト[On2]に、「LV表示速度優先モード」を追加
・ムービー撮影時のAFターゲットモードグループ9点とグループ25点を追加

映像素子が同じという事でハード的な制約を除いてもE-M1MARKⅡにも恩恵があるとしたらざっとこんな感じでしょうか!ボディの開発サイクルを長めにとる宣言から新しいボディの登場は待たされることになりましたが、機能・性能面においてはファームウエアバージョンアップという手段で、磨き込まれていくボディになりました。ユーザーにとっても恩恵を受けるカメラシステムになりますね。

OM-D E-M1Xも中身を見るにつけ、自分の中ではジワジワと評価が上がってきています。35mmフルサイズではないマイクロフォーサーズの利点を最大限にアピールしたOM-D E-M1X、マーケティングとプロサービスが充実すれば乗り換え組も結構見込めるシステムに仕上がったんじゃないでしょうか。今後の動向が楽しみです。

OLYMPUS OM-D E-M1X 「ゲームチェンジャー」とは何だったのか?

OM-D E-M1X のリーク当初にささやかれた「ゲームチェンジャー」に匹敵するほどのインパクトとは何だったのか?

OLYMPUSの発表自体がE-M1MARKⅡの上位機種ということではなく、二つのプロ機にカテゴライズされています。その言葉を証明するようにOM-D E-M1X レビューでは、画像的にはE-M1MARKⅡを越えるものではなく殆ど同じ性能だと確認されました。

ではOM-D E-M1X の先進性はなんだろう?一つは「インテリジェント被写体認識AF」でしょうか。今は車(バイク)、飛行機、列車の3タイプの被写体認識ですがいずれは鳥や動物など認識できる被写体は増えるでしょう。

レビューを見た感じでは、ドライバーのヘルメットを認識してピントを合わせる様は「うぉーー、凄い」と思える正確さと素早さがありました。AFの新しい提案としてはインパクトありですね。


圧倒的な機動性、たとえばOM-D E-M1X+300mmF4.0と他社のボディレンズを比較した際のコンパクトさは、M.フォーサーズユーザーでなければ相当の衝撃を受ける部分でもあるでしょうか。

水道水でジャブジャブどころか、水の中をくぐらせたり、はたまた凍り漬けにしたりと、OLYMPUSの防滴性能になれたOLYMPUSユーザーでもびびりそうな強化された防塵・防滴性能も驚きを隠せない機能でしょうか。

又、個人的に一番のインパクトは「手持ちハイレゾショット」と「ライブND」機能は今までの常識を越えた驚きの機能です。ライブNDなんかすぐに他社が真似してくるんじゃないでしょうか。ファインダー確認画面もスローシャッターで見られるなんて本当に驚きでした。

これらの進化もさることながら、今まで選択指になかったOLYMPUS機、AF性能含めて他社フラッグシップ機と大差なく、比較対象として土俵に上がることが出来たからこそ受けるインパクト、35mmフルサイズ機一辺倒のミラーレス機状況の中で驚きのあまり漏れ出た言葉が「ゲームチェンジャー」ではなかったでしょうか。マイクロフォーサーズ機がプロ機として再認識された瞬間だったのかも知れません。

「Olympus Workspace」 Robin氏レビュー

早速REBIN氏のOlympus Workspaceレビューがアップされました。
レイアウトの改善とレイアウトオプションが追加され、レイアウトのカスタマイズが可能になっています。プレビューを始め全体的な速度が大幅に(劇的とも表現)改善されているようです。

私はTIFF出力派なのですが1 / 2.7圧縮の「スーパーファイン」JPEGエクスポート可能になったとのこと。またカラーエディターも改良されPEN-F以降の機種で撮影したRAWファイルで使用可能です。編集は古いPCでもそれなりのスピードが体感出来るが書き出しは時間がかかるようです。

翻訳リンクはこちら

 

E-M1X Robin氏レビュー

ROBIN氏のE-M1Xのレビューがあがっています。

翻訳リンクでは動画が再生されなかったので動画だけ直リンクしました

ROBIN氏、相変わらず良い仕事してますね、惚れ惚れします。
記事中の注意としてE-M1Xで撮影されたものは、新しい画像編集ソフトウェア「Olympus Workspace」で後処理されたものとのこと。

かなり解像感がよい画像になっている見た目なのですが、この新画像編集ソフト期待しちゃいますね。

ちなみに記事中のE-M1Xボディ本体を撮影しているカメラはE-M1MARKⅡだそうですが、撮る人が撮れば素晴らしい画像になるものだと関心しました。おそらくこの画像も「Olympus Workspace」で現像したものでしょうね、追加された機能の「明瞭度」に期待が膨らみます!

・新規開発のジャイロセンサーはエプソンとの共同開発
・12-100mmF4 IS PROレンズ広角側で手持ち15秒で撮影できた。(体を壁に固定)
・AFフレームはファインダーの横向きと縦向きでそれぞれフォーカスポイントの位置をキープする。
・マクロレンズ等の軽めのレンズだとE-M1Xは片手撮影出来る
・手持ちハイレゾは16枚撮影ISOは6400まで、シャッタースピード制限無し。
フラッシュは不可。カメラ内現像時間12秒。

動体を移した高速道路の車が手持ちと三脚で撮影されてる写真が興味深い、湖面の建物の映り込みが手持ちとノーマルショットで比較されている、写り方は別物になっているが、比較しなければこれはこれでありかもと思える。

・被写体追跡機能「Motorsports」でレーシングカーのAFヒット率はほぼ100%
・低照度でのAFスピードと正確さはE-M1MARKⅡの2倍
・解像度、色再現、ダイナミックレンジ、および高ISOノイズ制御の観点から見た画像出力の特性はE-M1MARKⅡと同じ

翻訳リンクはこちら

「宅ふぁいる便」不正アクセスお客さま情報の漏洩480万件!

やってくれたな・・・宅ファイル便
最近は受け取りはするけれど送る方はギガファイル便の方を使うことが多かったんですけどね。

ギガファイル便だと先に自分のメールアドレスに送って、来たデータリンク先を会社のメールに添付することで直接やりとり出来るのがシンプルでいいです。クライアントに広告付きのメールが行かないのもいいですね。クライアントによってはなぜか宅ファイル便がダウンロード出来ない所もあります。

期待外れのE-M1MARKⅡアップデート(T_T)

 

昨日見たときにはまだアップデート情報はなかったのですが、今見ると24日の日付でアップデータが配布されています。しかしそのバージョンは2.3と0.1のみのバージョンアップになっています。少なくとも3.0とかの大幅バージョンアップを期待していたのですが・・・

そのアップ内容は下記の二つ
・電波式ワイヤレスコマンダー FC-WRに対応しました。
・SDカード(UHS-II)使用時の動作安定性を向上しました。

E-M1X発売と同時にさらなるバージョンアップに期待するところです。

E-M1Xの進化をE-M1MarkⅡにフィードバック、ファームウエアアップデートへの期待。

 

E-M1X搭載のシャッターユニット
E-M1MarkⅡ搭載のシャッターユニット

E-M1Xのシャッターユニットは新開発の40万回の作動試験[*]をクリアした高耐久シャッターユニットを搭載。E-M1MarkⅡが20万回でしたから一気に2倍の耐久性能に進化したのは凄いです。

上の写真はOLYMPUSのWEBよりちょいと拝借したのですが、見た感じは全く同じにしか見えません。ハンダの鉛も同じような丸まり方です。シャッターの素材を変えたんでしょうか?

ところでボディの製造はどこなんでしょうね。

手持ちハイレゾショットはTruePic VIIIのダブル搭載によって実現。E-M1 Mark IIにファームウェアのアッップデートで実装不可。起動時間の高速化、インテリジェント被写体認識AF。これら以外の機能については、ファームウェアのアップデートで対応との事らしいですが、何が残ります?

・新ユーザーインターフェース
・AFターゲットモード(グループ25点)
・カスタムAFターゲットモード
・フリッカーレス撮影
・三脚ハイレゾショット(アルゴリズムの見直しの為ファームウエアアップデート可能か?)
・ムービー撮影時のAFターゲットモードのグループ9点とグループ25点追加
・高感度領域のチューニングの最適化ノイズ耐性向上

こんな感じでしょうか?E-M1MarkⅡと同じ有効約2,037万画素のLive MOSセンサーを引き続き搭載していることでE-M1MarkⅡにもアップグレードできる可能性が高いのではないでしょうか。

更に気になっているのが、2580枚撮影可能となる「省電力モード」バッテリグリップ使用だと条件は同じはず、これもE-M1MarkⅡに搭載出来ないでしょうか。