トヨタも受難。

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つい先日プラズマテレビの記事をアップした際にコメントで会話した「価格破壊が品質に影響しないか心配だ」と言う話が、現実に起こってしまいました。しかもリコールで大事したトヨタさん、今度は「エンジンの『バルブスプリング』が折損する可能性があるので、全数交換」のリコール。記対象車種は 

GR系と呼ばれるV型6気筒の3.5リットル仕様(2GR-FSE型) 

UR系と呼ばれるV型8気筒の4.6リットル仕様(1UR-FSE型) 

5リットル仕様(2UR-FSE型)という、V6はレクサスIS、GS、トヨタ・クラウン(GSとクラウンはハイブリッド仕様も含む)、V8はレクサスの最上級モデルであるLS、LS600(ハイブリッド)、GSに搭載。

2005年7〜8月以降から2007年6〜8月のほぼ2年間に製造された車両とのことだが、高級車ばかりではないか。
すでに220台ほど、現実にバルブスプリング折損が発生し四十数件はクルマが走れなくなったらしいとのことである。
記事を読むと、製造期間が2005年からは、トヨタが全てのサプライヤーに対して大幅コストダウンを、極端に言えば「50%カット」を要求して突き進んだ時期と一致するそうだ。

また2007年夏以降の、同じエンジンを積む同じ車種がリコールの対象になっていないのは「それ以降のものは、異なる部品(バルブスプリング)を組み込んでいるとのこと。2007年にはトヨタはこの部品が欠陥品であると知っていた事になる。 

更に今回心配されるのは、V6エンジン搭載車で1台あたり6〜7時間。V8エンジンに至ってはエンジンを車体とトランスミッションから分離し取り出してからの作業になり22時間か、それ以上かかるとのこと。しかもエンジンをばらす事になり、再調整も簡単ではないようだ。今日のディーラーでは部品丸ごと交換とかが殆どで、エンジン分解をするような事自体想定していないようで、果たして全車両完了するのにどれくらいの日数を必要とするのだろうか、日本国内だけでも対象車両は27万台に及ぶとか。 

それにしても、エンジンの根幹をなす部品でしかも高級車ばかり、ドアの取っ手とか、シートのあんことかとは訳が違う、大丈夫かトヨタさん。

また、以前デジカメでも起きたSONYのCCD事件が頭を過る、このバルブスプリングが他社にも流通していなければ良いのだが。過度な価格破壊は止めて、エコの時代だからこそ良いものを長く使えるメードインジャパンにして欲しいものだ。子どもが店長をしている所では怖い気がする。

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2件のコメント

  1. パチーリ さん
    コメントありがとうございます。
    返信遅くなってすみません。
    今回のリコール、本来あってはならない部分ですよね
    しかも、何故に高級車のこんな部品にまでコストカットするか不思議です
    逆にコストをかけて耐久性をアップするんだったら解るのですが。。。
    今回のリコール、ニュース等で出ませんよね、トヨタが手を回したとしか考えられない静けさ。
    ディーラーのサービスでどこまで対応出来るのかも疑問です。
    エンジンバラせるとは思いますが、元の性能に戻せるかは疑問です。
    高級車ですから、大半は車検前に新車購入と言う顧客が多いのかも知れませんね。

  2. クルマ好きからするとバルブスプリングの折損なんて有りえない事ですよ
    明らかにコスト削減が招いたリコールでしょう
    しかし昨今のディーラーのサービスマンってエンジンバラせるの?
    僕なんかはまったく信用してませんから、車検の時には「オイルも水もなんも見なくて良いぞ」って伝えるよ「自分でやるから」ってね

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