マミヤ、カメラ事業から撤退、マミヤ撤退かぁ…。寂しい限りですね。物撮り用に645PROを一時使ってたんですが、デジタルの便利さに負けて手放しちゃいました。
カメラに限らずデジタルになって、市場ががらりと変わっちゃいましたね。デジタルの波に最初にさらされたのは、生業であるデザイン業でした。まずタイプ屋さんや活版屋さんが逝き、続いて写植屋さんが、そして製版屋さんとことごとく廃業に追い込んでいきました。そして今、小さな印刷所も淘汰されてきています。その分デザイナーはMacの中で、写植・製版までこなし、その為に次から次に新機種のMacや周辺機器を導入してきた訳です。
この2〜3年デザイナーが通ってきた道を、カメラマンが歩き出したように思います。次から次に発売されるデジタルカメラを、少しでも効率良く、綺麗に速く撮る為に設備投資せざるをえない感じです。データを現像するためにMacも最新機種へ買い替えて(10年前のデザイナーが機種変更していた時よりは、何分の一かのコストですけど)モニターもAdobeRGB対応だったり。そのデジタルカメラの引き換えに、フィルム現像所が逝っちゃって、ミノルタも逝っちゃいました。
デジタル化になり、よい事は何かあったんでしょうか。プリンターが普及し付加価値もプライドも無いような販促物がホテルやショップなんかでも目にするこのデジタルの波は、果たしてどの道へ進もうとしているのでしょう。と言いながら今日も徹夜の会社からであるのがなんとも・・・
昨日の写真:会社のベランダより空を見上げると飛行機雲、今まさに上空を通過している、慌ててカメラを取りに行きファインダーに収めたワンカット。