M.ZD ED 60mm F2.8 Macro|一滴の輝き|5

一滴の輝きシリーズはこれでひとまず終了です。

E-M5を使い出してからマクロ時のブレでの没がかなり少なくなりました。3軸ブレ補正のE-620を使用していた頃は、ブレ補正で撮った画にピントの芯が感じられず手持ちでブレが控えられるシャッタースピードでは、OFFにしていることも多く、ブレ補正自体望遠用と割り切って使ってました。しかしOM-D E-M5 の5軸ブレ補正は、ファインダーブレに張り付くような効果に、ただならぬ凄さを実感、実際撮影したデータもピントにしっかり芯があり、これなら使えると思わせてくれます。

ただこのIS機構の弊害がひとつあるとすれば、通常センサーはHOME位置に固定されているのですが、シャッター半押しと共に宙に浮きブレに合わせて打ち消し移動します、HOME位置から宙に浮くその瞬間、ファインダー画像が一緒に動き何ピクセルか分必ず画像がずれてしまうのです。判ってはいる流れなのですが未だに慣れず、特に微妙なフレーミングの場合などは必用な部分が見切れてしまいますから、半押ししたままフレーミングをもう一度行わないといけません。

絶大なブレ補正ですから、まぁ、仕方ないかもしれませんが、撮影の流れの中で集中を乱される部分でもあります。シャッター半押ししていないHOMEポジションと半押し時の稼働スタートエリア、その差分をHOME時の画像はずらして表示するとか出来ないものかと思うのですが・・・