Olympusの壁紙ライブラリーにアップされた一枚の写真。「MDN M-SYSTEM UNIT 35mm SLR Prototype 1969」
の表記と共に米谷美久氏のサインがされています。M-1発売が1973年ですから、それよりも4年前の試作品ですね。こういうタイプも考えられていたと言う事でしょうか。完成度の高そうな素晴らしいプロトタイプ。やはり天才、神技と言うしかありません、本当に早く逝かれた事が残念です。世に出ていない試作機がまだまだあるに違いありません。
【追記】セットされたレンズのシリアル番号を見ると「100001」のF.ZUIKO OUTO-S 1:18 f=50mm です。このレンズこそ、後のズイコーレンズの最初の1本、所謂「原点」なのではないでしょうか。但し良く見ると、絞りの表記が逆で、ボディ側から見て右回しで開放となっています。
ボディに施されたシャッタースピードリング、この時点でシャッターダイヤルはボディマウント部と言う仕様が固まっていたんだなと言う感じですね。また、ミラーアップのダイヤルデザインも後のOMに使われたミラーアップや巻き戻し用のものと同じようです。
