オリンパス E-30 という中級機。

P1060438-3m.jpg待望のE-system中級機E-30、ネット上の評価はオリンパスさん自体も気になる所のようですね。評価と言ってもサンプルもまだ出ていないし、実機を手に取った訳でもないので、フォルムやカタログスペック上においての話なのですけど、E-3から想像出来る部分もありそうかけ離れたものでもない気がします。

コメントの返信にも書いたのですが、もう少し膨らませて考えると、今回のE-30と言う中級機の流れは、E-1が発売された時からすでに決まっていたのかも知れないと思うのです。最初にフラッグシップ機E-3があり、フィードバックや同等の機能、性能を引き継ぐ事になります。憧れのフラッグシップ機と同じという満足感を抱かせます。

しかし どうしても、フラッグシップ機から省かないといけない機能や性能がある訳です、それが今回はマグボディと防塵・防滴機能。当然何かを省かなければ、フラッグシップ機と同じになる訳ですから、中級機とは呼べなくなってしまします。本来、中級機とはそう言う位置づけなんだと思います。

そこで、マイナスイメージ分を補うため中級機独自の「何か」をプラスし個性をだそうとE-30に用意されたのが「アートフイルター」あくまで部品増加は控えソフトウエアで出来、コストもかけずにと考えて 行き着いた策なのではないかと考えます。

評価的には、「アートフイルター、いらね〜」と言う意見がありますが、このいらね〜と言われている方は、E-3を使われて居るようなハイアマチュアが殆どで、しかもプロ級の腕の持ち主ですから当然いらね〜になるでしょう。しかしE-30の使命は、E-500系からのステップアップするユーザーや、フラッグシップ機のE-3までは手が出せないとう層がターゲットです。前にも書いたのですが、販売戦略上、最初からサブ機という開発コンセプトはないはずです。

そう言う意味で、「アートフイルター」はE-30にあってもいい機能ではないでしょうか。カメラ本体のみでしか機能しないというのも、中級機E-30の為だけに開発し搭載した特別な「アートフイルター」なのです。オリンパススタジオやマスターに搭載しないと言うのもうなずける話だと思います。

フラッグシップ機から省くとなると、マイナスイメージですよね 「なんだぁ、防滴・防塵もマグボディも省かれたのか」と言うのがつきまといます。 そのイメージを払拭するために、コストをかけず E-520からのステップアップやハイアマチュアの写欲をちょっとくすぐる 中級機としてのプラスアルファーとして、「拘り」を具現化したのが 「アートフイルター」や「多重露光」なのではないかと思っています。

考えてみると、E-520とE-3の中間と言いながら、実はE520から引き継いだ機能は見当たらないんですよね(シーンモードはありますが)ほとんどがE-3 から下ろされた機能や性能です。唯一E-30用に開発されたものはファインダーの為のペンタプリズム位じゃ無いでしょうか。これは兎に角重量を軽くするために必要不可欠だったと言えますね。

以上私の独断的なE-30という中級機の考察です。最後に逆の考えでみると来年発売されるであろうE-3後継機から防塵・防滴とマグボディをはずした他の部分は、次機E-二桁機にもフィードバックされる可能性があると言うことになりますね。オリンパスの打ち出したE-30の方向性、私は良く考えられ、素晴らしい機種に仕上がっていると思いますし、他のメーカーさんが中級機に、これほどフラッグシップ機の機能や性能を入れ込んで来る事は考えられません。

L10 ZD14-54mm Jpeg

 
 

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オリンパス E-30/E-3/E-520製品比較 詳細仕様表

_B024221-3m.jpgE-30/E-3/E-520製品比較 詳細仕様表Olympusの製品HPでは載っていない情報も掲載されています。

yy2828yyさんから、もしかしたらE-30のボディはマグかも知れず〜とコメント頂いたので調べたんですが、残念ながら高剛性エンジニアリング樹脂使用でE-500/400系と同じようです。
この詳細仕様表にもバッファ数の表記がないですね。内蔵メモリーの分配がまだ確定していないのでしょうか。それともロスレス圧縮率を小さくしようとしているのか。
E-410で最初に導入されたロスレス圧縮、当初のバッファ数は6枚との発表でしたが、発売時には8枚に増量された経緯がありますからね。
【追記】
電池寿命を見ると、E-3/610枚、E-520/650枚 に対してE-30は750枚(全てファインダー使用の場合)と省電力設計になっているようです。パワーバッテリーホルダー HLD4使用だと単純計算1500枚撮影できますね。
E-500 Sigma150mm

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オリンパス E-30 動画レビュー

_B024160-3m.jpgquesabesde.comにオリンパスE-30の動画レビューが掲載。最初の方で連写のシャッター音が聞けます。うほっ、小気味いいぃぃ!

【追記】
全く別の話ですが、E-30のバッファ数って発表されてます?オリンパスのHPでは出てないようなのですが、E-3がRAW16枚なので同じくらいかなとは思いますが、1枚のRAWデータ容量が13.9MBとE-3より大きくなってます。
さらにアートフイルターや多重露光、AF微調節等の分メモリーを確保しておかないといけないので、E-3と同じ容量のバッファメモリーだと12枚分くらいでしょうかね。

E-500 Sigma150mm Jpeg

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オリンパス E-30 アートフイルター

_B024153-3m.jpgolympuscanadaのE-30紹介ページにアートフィルターのシミュレーション画像が載ってます。

オリンパスFotoPus Artの予告編にも。

こんなフイルターはLightroomのプリセットフイルターでも出来るじゃないかと思います。思いますが、オリンパスがわざわざカメラ側に導入してしかもメインの機能のようなHPの扱いを見るとこれはただならぬアートフイルターなのだと思いませんか?
続きを読むに続きます。
E-500 Sigma150mm Jpeg

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オリンパス E-30 プレビュー記事

_B024202-3m.jpg
fourthirdsphoto.comにE-30のプレビュー記事が掲載。 

+D Life Styleアートなフォーサーズ――オリンパスからミドルクラスデジ一眼「E-30」
フォーカスアジャスター(AF微調節)は20本分のフォーカス微調整データをメモリーできるんですね。しかも測距点それぞれに調整が出来るようです。

例のライカ25mmの前ピン問題が結局この機能を入れざるを得なかったんでしょうか、サービスセンター送りの手間を考えると、ボディで調整出来ればユーザー側にゆだねる事が出来ますね。
Sigma150mmには朗報です。

E-500 Sigma150mm Jpeg

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