シリーズ 軍艦島のある風景「野母崎道からの眺望」その3

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陽が沈む時間帯は、刻々と変化する空にとても感動します。波の音もまた心安らぐヒーリングミュージックとなり、その場に広がる何とも言えないたゆたゆとした時間、一服の安定剤の様でもあり気持ちの上でも良い時間を過ごせました。 

今年初めに決めた、今年のマイテーマ「上質な写り」を得たような今回の出撃でした。それは撮る者(撮影者)のモチベーションでも左右される、本当に微妙な所に存在しているように思います。良く云われる「心・技・体」まさしくこれであると確信できたような。心を写すと言うか、写真は正直というか、気持ちまで写してしまうものだと改めて実感した次第です。 

撮りたいと思う気持ちが一番大事で、その為に行動も伴ってくる。物事がラッキーな方向へ連鎖し、全体の歯車がきしむ事無く動き出す。そう思えるような夕焼けを満喫してきました。賭けとはいいながらも必ず空が焼けると確信していた部分も実はあったのです。5年間自然と対峙してきた感、まんざらでもないな(^^)いろんな想いが写せた感じです。一言で言えば「愉しかった!」に尽きますけどね(^^;

E620 ZD14-54mm LR3β2

シリーズ 軍艦島のある風景「野母崎道からの眺望」その2

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エントリーする順番が時間軸とズレてしまいましたが、まったりとしたものが、暫く続きます。蝶撮りのせわしなさも乗ってくると嫌いじゃないのですが、それとは別の風景撮りも写真本来の技術を要求される、奥の深さを痛感する今回の撮影となったように思います。デジタルだフイルムだ、飽きたのと云っていた頃を反省する今日この頃です。

写真を思い描く方向に仕上げる事にかんしては、デジタルもフイルムも写真道として考えれば、基本は同じだと気づきます。機材に左右される(気持ちの部分)事無く極めの向上心と、余暇の愉しみとして人生の一時をファインダー越しで覗き見ることは素敵だと思います。またその中に野望等も介在させ、昨日とは違う目線と次元で写真に命を吹き込もうと考える。。のだ。その為にも作品となりうる丁寧な撮影をしなければと思います。

E-620 ZD14-54mm LR3β2

シリーズ 軍艦島のある風景「野母崎道からの眺望」

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昨日夕刻、昼までに降った雨が空気のチリを落とし、澄んだ空が撮れるのではないかと思い車を走らせました。天気予報は夜に向けて回復するとの情報と、何日か前に、夕方雨が止んだ時に夕陽がさしていてほんのりと夕焼け空になっていたぼで、運が良ければ今日も夕焼け空を拝めるかも知れません。出発地点は、どんよりとした雲が覆っていましたが、撮影ポイント方向の空は、明るく青空も見えていました。これはイケルかも知れない!半分賭けの見切り出撃ですが、自然を相手にすることですからね。

本日のシミュレーションを考えながらドライブ。時間的にピークの夕焼けを撮るポイントを決め、6時位にそこに構えるとして、それまではやはり権現山の眺望を押さえる事にしました。今日の出撃は気合いを入れています。そう三脚担いできました、HUSKY ハイボーイ4段 #1004 重量4.2kg 権現山では使わないだろうなと思いながらも折角持ってきたので、担いで登りましたが、結局使いませんでした。

眺望は、先日の見渡す限り遠くの山々が見えていたのが、本当にラッキーだったですね。同じ方向に水平線は見えるものの、山の陰すら見えません。また、海燕と戯れながら時間を過ごし、今日夕焼けが出そうな感じを確認して、権現山を下山。ちょっと長居をしてしまい6時半過ぎの出発になりました。陽が長くなってるんですね。

目星を付けていた撮影ポイントに7時前に到着、三脚をセットする時間も惜しいような感じで、取りあえず何カットか手持ちで撮影し、気分の高揚を押さえながら三脚をセットしました。後は雲と光の変化を楽しみながら8時半まで撮影を楽しみましたが、三脚があることで撮影時間を20分ほど延ばすことが出来たでしょうか。軍艦島の灯台の灯が灯る姿も撮れて、「ふふふっ、三脚は正解だった」とひとりにんまりして帰路につきました。

E-620 ZD14-54mm LR3β2