E-410を1週間使っての感想。フォーサーズに求められていや小型・軽量・薄さを追求し、レンズを含め565gという世界1軽いデジタル一眼と言う事もさることながら、フォーサーズ初となる1000万画素のLiveMOSに新画像処理エンジン「トゥルーピックIII」を搭載し、高感度ノイズの改善、AF性能アップ。ホワイトバランス・露出補正・絞り値までも反映したライブビューB。パワーアップされたSSWFと全てが新しく、レスポンスもきびきびとした反応で小気味よく、操作感も中々の物に仕上がっています。
この改善された性能も含め、小型軽量という性能が一番のスペックと言っても良いような気がします。いつも気軽に持って行けることで、シャッターチャンスが増えると言うのがカメラのスペックを超えた性能と言う事でしょうか。気軽に持ち出ならコンデジでもいいじゃないかと思われるかも知れませんが、交換レンズを選べる自由さと、写りの良さはやはり一眼レフなんですよね。うまく説明できないのですが「兎に角、楽しいカメラ」と言う事で。
E-1後継機種を狙っている方は、やめといた方がいいかも知れません。ファインダーに不満を持たなければ、E-1後継機要らないかもと思ってしまうかも…後、防滴もですね。
何故だか解らないのですが、ブレが少ないのもスペックには現れない特徴だと思います。画素数がアップすると手ブレもシビアになると思っていたものですから驚きです。事実キャノンの20Dから5Dを導入した兄は、手ブレに悩んでいました。手で持ち支持すると考えれば重量が安定に繋がる場合もあると思いますが、E-410の場合おでこ張り付いていると言っても過言ではない軽さが、ブレの軽減に繋がっているのかも知れません。
どんなに高性能なカメラでも、持ち出さなければ意味がなく、気軽に持ち出せるこのカメラは、新たな写真の楽しさを教えてくれるよ思いす。今回一連のCM、カタログ、WEBプロモーションを含め、コンセプトのしっかりした展開に、うなずける物が有ります。さんざんCM下手と言われて来たオリンパスからしたら、「いったいどうしちゃったんだ」と言うほど今回は素晴らしいし、感動すら覚えます。まぁ、金もかけてますがそれ以上に計算尽くされた仕事だと思いますし、後が無いと言えばそれまでですが、オリンパス自体の気合いと製品に対する自信を感じます。
E-410 ZD14-42mm ISO800 Olympus Studio2