2007年1月9日のMACWORLDにおいて、兼ねてから噂のあったアップルの携帯電話機「iPhone」が発表されました。iPodの機能を搭載したiPhoneは、タッチスクリーン機能が搭載されボタン類はHOMEの1個のみという意表をついたデザインが特徴です。ベースソフトはなんとOS-XということでWebブラウザーにはsafariが使われ、Mac使いには慣れ親しんだ使い心地があり、おそらくマニュアル無しでも大方の機能は使い始めることが出来るような気がします。
iPodの機能が搭載されていることは言うまでもありませんが、4GB(6万円)と8GB(7万円)の2機種が発売されるようです。200万画素のカメラ機能も搭載され、撮影した画像の加工デモがアップされていますが、そのタッチパネル上での操作を見ると、写真の拡大縮小を2本の指の操作で可能にしています。昨年2月にG-galleryでもアップした記事の「マルチポイント・ジェスチャー・インターフェース」に極似した操作でこれは今後のキーデバイスを持たないラップトップコンピュータへの布石のようにも思えます。また、「ボイスメール」という機能を前面にアピールしていて、今までのテキストベースのメールから音声によるメールへのシフトを狙っているようです。こればかりは使ってみないと判りませんが、面白いかもしれませんね。
日本での発売時期は2008年とのこと、まだキャリアも判らない状態ですが最有力候補は兼ねてから噂されている、ソフトバンクではないかと思われます。つい最近「ホワイトプラン」という月の基本料980円という格安のプランを出したばかりですから、今使用中のauから乗り換えすることもなく、iPod換わりとして使うことも出来そうです。年が明けたばかりで気の長い話ですが来年の日本国内発売まで楽しみなiPhoneです。