左)E-1 ZD14-54mm
中)GT-X970
右)前機種キャノン9900F
一見9900Fが検討しているように見えますが、スキャニングとその後の色味等かなりの時間をかけて出した絵です。一方、GT-X970のスキャニングは、時間にすれば10分くらいでしょうか、「自動」の色だし任せでスキャニングした物、慣れると設定からスキャニングまで3分ほどで出来ると思います。
両方を比較するとGT-X970の方が葉っぱの部分や路地の模様等、若干解像感が上回っているようです。これ位のサイズでは飛び抜けて解像感あるとは言えませんが、もっと大きいサイズでスキャニングすると差が開いてきます。
GT-X970のスキャニング、ネットではピントが甘いと言う話を見ていましたからちょっと心配していました。その前にこの所のネット販売の在庫状況を見ると、取り寄せ1〜3週間と言うのが多く、発売して2年になろうとしていることから、もしかしたら在庫調整で、9月には新製品が出るのでは無いかと言う気もするんですよね。
しかし、今あるスキャン機のこの価格対で他に選択肢が無いのも事実、逆に言えば2年のバグフィックスで枯れたスキャン機になっているし、価格も4万ちょっと。おまけにPhotoshop Elementsとカラー EZcolorソフトと、透過・反射のターゲットまで付いてくる。この二つのソフトだけでもね。因にPhotoshop Elementsはカタログ上はバージョン4ですが、実際は6が同梱されています。まぁ、お買い得感は「今が旬」と言う訳で、思いきって導入して見ました。
で、ピントの話に戻しますと、フイルムホルダー良く出来てると思います。ネガのスリーブをセットするとシッカリとロックされ、フイルムにたわみはありません。太鼓の革のようにピンと張ってる状態です。キャノンの前機種に比べるととても良くできていると思います。
今の所、ピントが甘いと言う印象はないです。
最初の洗礼は、35mmネガのコマサイズがかなり長く取り込まれてしまったこと。アスペクト比がかなり変になり1:2位の比率になるんです。後で設定場所が解ったのですが、環境設定のプレビューで「サムネイル取込領域」がデフォルト「小」になっていました。ここを真ん中の「中」か「大」にするとフイルムの外側まで表示し、2:3比率でトリミングできました。画像が切れるデフォルト設定ってどうなんでしょうね。ちょっと不親切な気がします。