今年は自宅の柚子が実らなかったので柚子胡椒用の青柚子は、ネットの農園から購入しました。その時完熟した柚子も予約受付していたので即予約。11月11日頃から出荷予定とありましたが、到着したのは19日でした。
箱を開けて見ると、思っていたより大きい柚子で、触った感じは自宅の柚子と比べたら柔らかい感じです。柚子独特のあの香りもあんまりしないんですよね。おそらく品種の違いなんでしょうね。
ところが皮を刻んでみるとあの独特の柚子の香りが広がります。やっぱ柚子なんだと安心しました。皮も自宅のとは違って柔らかい感じがします。柚子は挿し木で結実するのも早くなるようで種からだと13年、挿し木だと6〜7年で実がなるようです。
今年は柚子シロップ(ゆず茶用)も作ってみました。煮沸した瓶に柚子皮(白い綿部分はスプーンで除去)、薄皮と果実、氷砂糖の順番で3層を3段に敷き詰めミルフィーユ状に重ねます。レシピによればこの状態で2週間毎日瓶を回して撹拌すればできあがるとのこと。今日で1週間経過しましたが、瓶の中の液体はとろ〜んとした状態になり、蓋を開けるとあま〜い柚子の香りがします。あと1週間熟成させたら完成の予定ですが、味見次第で全体をスプーンで混ぜて更に熟成させてみようかなと思っています。
そして定番の柚子ジャム、昨年作った分はジャムでは問題なかったのですが、お湯を注いでゆず湯にしたところ若干の苦みが出てしまいました。皮を薄く切れば苦みは出にくいとのことで、がんばって千切り。結果苦みは全く出ませんでした。
しかし柚子皮の歯ごたえが少なくなってしまって、若干物足りない感じです。まだ柚子はあるので、2度目のジャムは皮を少し厚めの1mmくらいにして作ってみたところ、柚子のフレッシュさが感じられるナイスな感じにできました。去年の柚子だったら多分苦みが出る厚さです。もしかしたら苦みの少ない品種なのかも知れないと思います。
まだまだ柚子があるので、柚子シロップを氷砂糖の代わりに三温糖とキビ砂糖の二瓶つくり、ジャムもキビ砂糖とグラニュー糖と三温糖のミックスで作ってみました。この頃になると柚子も若干水分がとんできてる感じで、少ししなびてきてます。
その性か判りませんがジャムを味見したら皮の香りが一番引き立ち、おお〜〜柚子ジャム!っていう感じになりました。砂糖の違いなのか水分がとんで柚子皮が凝縮されたのか判りませんが、奥さんがこれが一番好きかもとのこと。
と言うことで5Kgの柚子を1週間で使い切りました。遠くは北海道まで送りましたが、今頃クルクルされて熟成を待たれていると思います。