退院前日に視力検査含めて眼底写真やら入院前に行われた検査が再び行われました。ガス残存率45%程で行われましたから、視力検査は入院前を2段階ほど上回る結果でした。
霞の原因の微少の白い物体と、硝子体のトロンとした半透明の物体がすっかりなくなり、視界はすこぶる良好になりました。ガスが充填された目の中はこのガスで形を保っているようです、術後うつむきになるのはガスを網膜に密着させ硝子体の水分が網膜の下に入り込むのを防ぎ、網膜がくっつく様にするためだと想像しています。
ガスが抜けていくとその分硝子体の成分が作り出され、自然に硝子体に置き換わるとの事でした。人間の体って本当によく出来ているのですね、感心しました。退院時の今後の注意事項と言うことで、屋外の外出時はつば広の帽子またはサングラス装着を心がけてくださいとのことでした。
と言うことで退院したその足で、日頃受診している眼科医を訪ねました。眼科に併設された眼鏡店で調光レンズのメガネを新調しました。そとの光が当たるとグレーやブラウンに変色するやつですね。早速視力検査をして貰いました、左目の視力が上がった分右眼の視度も再調整されました。
このメガネが出来上がるのが7〜10日後、その間今のメガネに装着するサングラスを貸していただきました。退院が3月10日の土曜日、翌11日まで自宅でおとなしくしていたのですが、夕方運転を試してみました。この時点でも手術前より大幅に改善しているのが遠近感です。物体の位置が立体感をもって把握できるようになり、まだガスが入っては居るものの、格段に運転が楽になっているのを実感しました。
12日月曜日、運転も出来ることですし、この日から出社し仕事復帰をはたしました。Macのモニターもすこぶるよく見えます。ただ正面を向くとガスが目の下にコロンコロンして、視界の邪魔をするのがちょっと苛つくくらいです。
日に日にガスも空豆大から大豆、小豆と小さくなっていきます。顔を床と水平にすると、瞳の真ん中に宇宙玉のように球体に見えます。16日金曜日、退院後の定期検診を受けに行きました。特段再剥離の兆候も見られず順調です。また、この日退院時に作ったメガネが出来上がってきました。
再検眼して作った今度のメガネは、調光の速さから硝子レンズを選択しています。硝子レンズは若干重量が上がりますが、その分周辺の見え方も歪みなく、クリアーな視界がえられます。右眼の見え方が今までのメガネとは雲泥の差で、像のぼやけも取れて、コンタクトレンズと同じくらいの見え方になりました。
問題の左目は、まだガスが残っているときに検眼したせいか、ガスが抜けていくにつけ、文字がずれるようになりました。これはおそらく乱視の調整でなんとかなるのではないかと思います。裸眼ではピントの合うポイントでは文字ずれもありません。視力が安定するのに最低でも3ヶ月は様子を見てくださいとのことで、作ったメガネは一年間は視度の変更でレンズ交換が無料の物を選択しています。
3月17日久しぶりに撮影に出かけてみました。わくわくで出掛けていったのですが、ここで問題発生。調光レンズでグレーのサングラスになったメガネレンズでファインダーを覗くと、適切な露出なのか判断が難しいことに気づきました。う〜ん悩んだ末に、右眼はコンタクトレンズを装着して撮影しました。
突如宣言された今回の「網膜剥離」でしたが、手術もうまくいったようでほっとしています。何より3年前くらいの問題のなかった頃の眼に戻ったのが嬉しいです!
目の手術の件、読ませていただきました。
私は地方に住んでいるのでforceさんのような高度な治療は受けられませんが、forceさんは高度医療が受けられる環境があって手術が成功し良かったです。
ゆくゆくは白内障の手術を覚悟しなければならないと、周りの手術を終わった人から状況を聞いているところです。
「良くなった。もっと早くにすれば良かった。」
「眼内レンズの選択に失敗した」
「術後視界の隅に影が見える」
などの声を聞いてレンズはどちらにしたほうが良いのかなどと考えています。
水晶体の入っていた袋の上にレンズをのせた〜とありますが、私は袋の中にレンズを入れるものと思っておりました。
袋が破れる人がまれにいて、その人は眼内レンズを入れられない〜と聞いていましたので・・・。
初期の網膜剥離だったのでしょうか、網膜剥離になると即失明というふうに思ってしまいますが、癒着しているところを剥がしてのばして貼り付けて、再剥離した場合はつくまで再手術できるなんてすごいことですね。
自分も全身麻酔を希望したいです。
とても恐ろしくて、はたして目を動かさないでいられるか、頭を動かさないでいられるか自信がありません。
しかも2時間以上も・・・。
多分顕微鏡下の手術だと思うのですが、自分の少しの動きが手術の失敗につながるのではないかと思い、意識をなくして手術されたほう安全だと思ってしまいます。
お仕事も混んでいるようですが、ご自愛されゆっくりと回復されるようお祈りしております。
ayaGさん
コメントありがとうございます。
白内障の術後から見えなかった原因は、網膜剥離していたというオチでした。
いつから剥がれたのかは今のところ判りません、物が2重3重に見えだした時からだとすると2年半位前になります。
白内障手術からだと半年でしょうか。網膜剥離の手術後は瞼の下がりも少しずつ改善しています。一番ひどいときは目を開けているよりも瞼を閉じていた方が楽な感じでした。おそらく、網膜が剥がれて眼の中の引っ張り具合が均等じゃなくなり、瞼を下げる方向に力が働いていたのだと思います。
硝子体に異常がなければ白内障の手術後は確実に見える様になると思います。入れるレンズは私も迷いました。ピント調節のきくレンズは、先端医療機関の指定があり、当地では今回網膜剥離の手術をした大学病院のみが指定されていました。
眼科ではないですが、知り合いの先生に尋ねたところ、ピント調整のきくレンズの歴史がそんなにはないのでまだ完成の域には達していないのではないかと言う風に聞きました。じゃ、単焦点ではあるが確実な方でいいかと、普通のを入れています。
入れるレンズが袋の上か中かはどれがどうとは判りませんが、二つの方法があるようですね。大学病院の問診の際どちらに入れましたかと聞かれたのですが、さぁ?という感じ知らされていませんでした。
レンズを固定するのに水晶体の4カ所を少し残すそうです。そこにレンズを固定しておくと、やがてレンズと水晶体がくっつくとか、ですから袋が濁った場合袋をレーザーで焼き切ってもレンズが動かないのだと思います。
網膜剥離プラス硝子体の濁りで軽い方ではなかったと思います。唯一幸いしたのがピントを司る中心部分が剥がれていなかったことですね。このおかげで術後もある程度視力が回復しました。ただメガネをかけた視力では近くはぼけてしまいます。メガネを外すと40㎝位にピントの山があります。左目のメガネの視度と乱視の具合が合っていない感じがします。視力の落ち着く3ヶ月後にメガネは造り直す予定です。
部分麻酔の手術、痛みは全くありません。視界も片方は布をかぶせられ、手術する眼はライトで眩しいので手術の様子も見えることはありません。また、瞬きも物理的に出来ないように眼を見開きで固定されますので瞬きの心配もありません。問題は眼球の動きですが、私はピクピク位の小刻みな動きはしてました。問題は咳やくしゃみです。これは、言葉の合図を決めておいて先生に知らせます。幸い2度の手術中咳もくしゃみも出ませんでした。
想像されているよりも、楽な手術ですから気を楽になさってください。白内障は成功する方が断然おおい確率ですから!!