E-300導入後早くも10日が経過しました。実は当初色んな意味で余り期待はしていなかったのです、先にE-500を導入しましたし、E-1に継ぐ古さから、レスポンスの悪さを懸念していました。
実際手にしてシャッターを切ってみると、少し甲高いシャッター音は軽快、秒間2.5コマの連写もE-500と遜色ありません。断っておくと、軽快というのは第一章ボディの比較です、E-3とかE-30とか最新ボディを所有していれば、恐らく使う気にもならないレベルかも知れません。
ボディの作りもE-1と比べるとそれなりにコストダウンした印象ですが、その後発売されたE-500やE-330と比べると段違いに良い部品が奢られています。ボディカバーには一部分ではありますが、アルミダイキャストが使用されていたり、ボタン類の質感やクリック感も中々味があり、所有する喜びもE-1に継ぐ感じです。パワーバッテリーホルダーも用意されたE-3桁機、フォーサーズ初期型の代表作と言っても過言ではないですね。
そしてこのE-300というよりもコダックのCCDセンサーKAF-8300CEの吐き出す色味が噂に類わない良い色味を吐き出す事を実感しました。当初は誇張してみようとコントラストを+1にしていましたが、あまりに強烈な印象を感じ今の設定はコントラストー1、彩度0、シャープネスー1と言う設定に落ち着きました。それでも吐き出す色は独特のコッテリ感を出してくれます。コントラストを落とした事で鮮やかさは少しなくなりましたが、逆に絵の深みは増した印象です。
と言う事で以前「SABI」シリーズを撮影した、廃棄ゾーンへ行って見ました。捨てられた被写体が、芸術品に見えるから不思議です。この「SABI」シリーズのイメージにはぴったりな色味を出してくれるE-300だなと嬉々としてシャッターを押してきました。生憎小雨交じりでしたが以前の撮影も同じ様な天気でしたので、比較するには丁度よい感じでした。少々ボディも濡れましたが問題なしでした。
E-300 ZD14-54mm Jpeg LR
Series 「SABI」